
ITパスポートの難易度ってどのくらいなんだろう?

難易度は低い印象があるけど、受ける世代で感じる難易度は大分違うかも。
こんにちは。コメ吉です。
ITパスポートの受験者数は、近年、増加傾向が続いていることと思います。令和3年には21万人もの受験者が存在し、受ける層も小中学生〜社会人まで幅広く存在します。
※ITパスポートの概要についてはご興味ありましたら、下記記事をご参照下さい
>>「ITパスポートは価値あるの? どんな資格? 受験、就職ではメリットある?」https://comekichi.com/2022/08/23/itパスポートの価値を考える/
ITパスポートの難易度については、一般的に、受験者の約半数の方が合格する難易度は低めの資格というイメージはあります。
一方で、7歳の最年少合格がニュースになるように、受験者の年代層が広がる中で、受ける年代によってどの程度難易度が変わってくるのか少し気になります。
例えば高校生の合格率などは30%を切ることもあるようで、子供の受験になると一律に簡単な資格とは言い切れない部分もあるかと思います。
そういった受験層の方も含め、ご検討されている方の参考情報になればと思い、コメントさせて頂きます。
ITパスポートの難易度は? 小・中学校、高校、大学生、社会人別に意外と異なる合格率!?

全体的な動向
受験者数
受験者数は令和元年:10万人→令和2年:13万人⇨令和3年:21万人と加速度的に増えています。
社会人、大学生、高校生、小・中学校の世代別に見ると、高校生を除くどの世代も増加傾向で、特に社会人の受験者数の増加が顕著です。
合格率
合格率については、令和3年度で社会人(57.3%)⇨大学生(51.5%)⇨小・中学生(33.3%)⇨高校生(24.4%)の順番に合格率が高くなっています。
合格率の推移に関しては、確認した直近の5年間では大きな変化はありませんでした。社会人60%、大学生50%前後、高校生30%弱、小・中学生35%前後の合格率といったところだと思います。
※以下の記事含め、IPA「情報処理技術者試験 統計資料」を参照しています
社会人のケース
動向
下記が社会人の受験者数と合格率の推移になります。受験者数は令和29年から令和3年度まで約3倍に増加しています。かなりの増加幅ですね。
社会人の中で受験者数の多い勤務先は令和3年度で「金融・保健・不動産業」が一番多く、「情報処理・提供サービス業」を超えています。
IT専門業界の受験者というよりも、ITを使った新たなサービスが増える中で、IT以外の業界からの受験が増えているものと想像します。
| 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
| 受験者数 | 46,598人 | 54,759人 | 62,247人 | 85,851人 | 150,647人 |
| 合格率 | 60.3% | 61.5% | 62.8% | 64.6% | 57.3% |
社会人受験者の難易度
コメ吉も社会人3年目くらいで取得しました。
コメ吉は経理の仕事をしていますが、当事、経理システム導入に関わっていたこともあり、IT周りの知識の不足を感じ、受験した経験がありましたが、3ヶ月くらいで合格しました。
社会人として受験した感想ですが、ストラテジ系などは、会社の実務やその他の学習で、学習済みでしたし、マネジメント系やテクノロジ系であっても一度はどこかで聞いたことがある話だったと思います。
社会人経験等、これまでの環境によるところはあるかもしれませんが、社会人の方にとっては比較的難易度が低い資格として認識頂いても問題ないのかなと思います。
大学生のケース

大学生の受験者数と合格率の推移は下記の通りです。
| 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
| 受験者数 | 16,164人 | 17,729人 | 19,586人 | 23,234人 | 32,620人 |
| 合格率 | 45.3% | 45.7% | 50.1% | 60.3% | 51.5% |
受験者数に関しては小中学生〜大学院を含めた中では最も受験者数が多いです。就活の履歴書に書けますし、取得するメリットが大きい年代ですよね。
合格率は50%〜60%で、年度にもよりますが、社会人より5%〜10%程度低い感じです。
社会人との比較では、社会人だと実務として、自然に入ってくるITパスポートの知識が多いのに対して、大学生だと座学のみから習得する分、合格率に差が出ているのかと、勝手に想像しています。違う理由かもしれませんが‥。
高校生のケース

高校生の受験者数と合格率の推移は以下の通りです。
| 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
| 受験者数 | 12,265人 | 12,671人 | 11,472人 | 11,459人 | 13,455人 |
| 合格率 | 28.2% | 28.5% | 29.1% | 30.3% | 24.4% |
受験者数は、ほぼ横ばいといった感じでしょうか。合格率も比較した対象の中では、最も低い感じですね。大学受験もある中で、なかなか資格学習にかける時間はないのかなと想像します。
一方で、22年4月よりITパスポートの試験と関連のある「情報Ⅰ」が共通必履修科目として導入されたこともあり、今後は受験しやすくなるのではないでしょうか。
「情報Ⅰ」は大学共通テストに出題されるとの情報がありますし、今後は大学共通テストと並行する、もしくは前倒す意味で、ITパスポートを受験する高校生が増えても不思議ではないかもしれませんね。
ITパスポートの入試優遇の記事については下記の記事にてまとめておりますので、ご興味があればご参照下さい。
>>「ITパスポートって持っていると入試で有利!? 高校入試・大学入試別の検討 大学入試では有利な場面も」https://comekichi.com/2022/09/09/itパスポートって持ってると入試で有利!?%E3%80%80高校/
小中学生のケース
小学生の推移は以下の通りです。
| 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
| 受験者数 | 81人 | 104人 | 109人 | 178人 | 279人 |
| 合格率 | 38.3% | 37.5% | 34.9% | 39.9% | 33.3% |
7歳の最年少合格がニュースになりましたが、受験者数自体は、他の上の世代に比べると少ないですね。
コメ吉の子供も中学3年生ですが、令和3年度で合格しました。小中学生で受験するということは、大なり小なり、親や家庭教師等のサポートがあることが想像されますので、その部分が高校生より合格率が高い理由なのではと想像します。
ちなみにコメ吉の長男は以下のテキスト、問題集を活用して、一発合格しましたので、ご興味がある方は以下のリンクよりご参照頂ければ幸いです。
社会人受験者であれば、理解しやすい「企業と法務」「経営戦略」といったマネジメント系などは、小中学生には馴染みがないもので、教材を渡して独学で合格というのは、簡単ではないと思います。
ITパスポートの学習方法に関しては、下記記事にまとめていますので、ご興味があればご参照下さい。
>>「ITパスポートの勉強方法は? 独学で受かるのかな? おすすめの問題集は」https://comekichi.com/2022/08/30/itパスポートの勉強方法は?%E3%80%80独学で受かるのかな/
まとめ
現状では、ITパスポートは、社会人&大学生では50%を超えるような合格率があり、難易度としては高くない資格と言えると思います。特に社会人であれば、実務から自然と入ってくる知識も多く、取り組みやすい内容と言えると思います。
一方で、高校生以下の受験となると30%前後の合格率となり、受験に際しては丁寧な検討が必要と思います。特に、小中学生については、個別のサポート必要と思います。
今後の話として、高校生に関してはITパスポートとリンクした「情報Ⅰ」が導入され、今後大学共通テストに出題される可能性があり、より受験しやすくなるものと思います。
以上、お読み頂きありがとうございました。
IT教育関連の記事としては下記にまとめていますので、ご興味があれば、ご参照いただければ幸いです。
「IT教育、プログラミング? 子供に何を学ばせれば良いか考えてみる」 https://comekichi.com/2022/08/20/it教育、プログラミング%E3%80%80子供に何を学ばせれば良/
「ITパスポート vs P検!? 取るならどっち? 難易度、入試のメリット、就・転職も含めた検討」https://comekichi.com/2022/09/22/itパスポート-vs-p検%E3%80%80取るならどっち?-難易度、入試/




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